野上の人的補償として選ばれたのは、高木勇人投手に決定しました。

高木勇が外れたということは、森福や山口俊あたりの去年FAの投手か、内海あたりが外れていたんでしょうか？

高木勇投手は一年目から9勝を挙げるも、その後は活躍できずしていました。球威のある直球とフォークやカーブに、曲がりの大きいカットボールで左打者にはシュートも有効とのこと。まあ一年目だけになってしまった背景は、二つ考えられ、１つは一年目から活躍し、プレッシャーを感じてしまったか？もう１つは、特殊なカットボールに打者の目が慣れてしまったからです。

前者ならば巨人の伝統がとかそういうので、西武に移ったことで、活躍できる可能性はあります。(しかし、大舞台には弱いでしょうが)しかし、後者だと、パリーグの打者の目が慣れた頃にボコされる可能性も高く、巨人時代と同じような成績になるでしょう。まあバント処理ミスで怪我したってことは焦ってたと前者だと見ておきましょう。しかし、ノーコンの光成や、高齢のウルフよりは活躍できそうで、4番手という位置付けです。野上も、多和田より力は劣り、十亀と同じくらいなため、金銭面を考えれば、もはやトレードです。これに武隈と残り1枠を若手枠にすれば、いいことになりました。完璧に弱点補強に出たフロントは今回ばかりは有能でした。背番号は20が濃厚かないずれにせよ高木勇人投手の活躍を楽しみにしております。

2015年ドラフト1位多和田真三郎投手

最速150キロ前後のストレートと曲がりの大小2種類のスライダー、フォーク、カーブを持つ本格派右腕です。実績は微妙だけど、今期はソフトバンク戦で７回無失点に抑えるなど、実力は十分です。

でまあ来年野上が抜けるわけで、十亀と一緒に二桁あげてほしいわけですが、ストレートのシュート回転が、初回や二回に見られる所が1番問題で、その問題は土肥コーチと一緒に直しているらしいですが、また、春先の花粉症も気になります。春は活躍できず、夏だけの投手みたいになって欲しくありません。まあ今年の黒星は全部オリックス戦だったので、なんとも言えませんが。

それでも、与四球の低さというものは収穫です。去年は勢いだけで投げていて、フォアボールも多い分、三振も多く取れて、援護点も多く入りました。しかし、そんなことでプロには通用しません。フォアボールの数を少なくして、打たせるということを覚えた今年、勝ち星は少なくなったけど、質は格段に上がっています。

で、当然ですが、来期は先発として1年間やってもらう必要があります。当然チームで２番目の投手ですからね。光成や本田とかとは違います。ただ、投球の質も上がってますからきっと大丈夫でしょう

まあ全然西武の補強とか、話題もないので...あと人的補償だけみたいですが、先発陣はほんと不安ですね。カスティーヨが大活躍すれば別ですが、配線処理レベルでしょうし、補償でとると予想した谷岡も中継ぎタイプですし、運良く中川あたりがもれていればいいですが、今の中継ぎから先発タイプを探すしかないです。

と考えるとソフバンや楽天に対抗するには左腕が必要です。と考えた時、いまの左腕中継ぎは、

野田、高橋朋、武隈、(斉藤大)

佐藤勇はまだ通用しそうでした。勇を切るなら川越というもっとひどいノーコンも切るべきでした。第一初勝利を挙げて次の試合に打たれて切るような首脳陣が勇を潰しました。

余談はさておき、この4人の中で未知数なドラ1ともともと抑えやってて、スライダーしかない朋己はないです。野田か武隈になります。この時、武隈は一軍で先発経験もあります。チェンジアップももち、ソフバンとの相性がピカイチだったのが武隈です。一方野田は、先発経験の浅さが挙げられます。スタミナはどうでしょうか？少し不安も残ります。しかし、サムライで今永と話す機会があったということで、個人的に期待してます。今永も、スライダーカーブチェンジアップと四球種でやってます。野田もチェンジアップを覚えれれば十分可能性はあります。しかしまあ武隈の方がいいですね。野田は中継ぎのテンポだし、ひとつのミスとかで崩れそうな気が？そう考えるといい意味でやる気のなさそうな武隈の方が先発向きの性格だと言えます。

問題は武隈の穴を埋める存在を作れるかです。野田が埋めるというのは、ありますが、一年を通じて活躍したことがなく、まだわかりません。ワグナーは使えそうですし、大石もいますから、789は一応なんとかなるのですが、どんな展開でも、抑えられる便利屋が欲しいですね。そうなると3ボールからでも三振を取れる強靭な精神を誇る武隈は首脳陣が使いやすいのですが、ここを野田平井で埋めて、なおかつ朋己や斉藤大も使えるようなことがあれば、中継ぎは安泰ですし、牧田が残るようなことがあれば鉄壁です。(怪我人がでなければ)というか牧田が残ればまず先発にすればいいのですが、

武隈が覚えるといいだろう球種は少しだけ左打者に食い込むツーシームや、緩急づけに有効なカーブあたりですが、こんな球も操れて、スタミナもつけば、十亀や多和田並みの投手がもう1人でき、面白い戦いができるでしょう